
一里野温泉
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古くからの歴史を秘めた一里野温泉。

一里野温泉の温泉地としての歴史は1970年代からですが、その「湯」自体は古くから湧出していました。それは、一里野エリアより約5キロほど奥地に入った岩間温泉です。この岩間温泉は泰澄大師の開湯伝説にも登場する、1200年以上もの歴史がある温泉です。加賀藩家老の湯治記録などにも記されており、山奥深い秘湯でありながらその効能が称えられ、湯治場としての歴史ももっています。
一里野温泉は岩間温泉から引き湯をしていますが、源泉は高温で湯量も多く、源泉温度は93度。毎分600リットルもの量で湯谷の川沿いからおびただしい量の湯気を吹き上げながら湧き出しています。一里野まで引いてくると55度ほどになりますが、これを各浴槽に掛け流して利用すると、42度ほどの快適な湯浴みができるという仕組みです。源泉かけ流しが一里野温泉の大きな特徴となっています。

まろやかな肌触りの一里野温泉の湯。

(※噴泉塔は自然のものであり、現在はこの形ではありません)
無色透明でほんのり硫黄の香りのする天然の湯。まろやかな湯触りで体の芯まで温めてくれ、湯冷めもしないと評判です。各施設ではこの湯を贅沢にかけ流しており、お客様に快適な癒しの温泉を提供しています。天然温泉かけ流しの湯は、もちろん飲泉も可能。かすかに漂う硫黄臭の湯を口に含むと、コクのある味わいが口に広がります。
岩間温泉の元湯の奧には国指定特別天然記念物の「噴泉塔」があります。これは吹き上げた温泉成分が蓄積して塔になるもので、そのてっぺんから100度近い温泉が噴き上げています。白山のマグマが作り上げたこの熱い白山の温泉を象徴するものです。※毎年形を変えています。
●温泉データ
泉質 | 塩化ナトリウム物泉(弱食塩泉) |
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源泉温度 | 96度 |
湯の色 | 無色透明 |
湯触り | まろやか |
臭い | ほのかな硫黄臭 |
湯量 | 600L弱/分 自噴泉2本、掘削自然湧出泉2本の混合 |
効能 | 胃腸疾患、神経痛、弛緩性便秘、貧血、喘息、慢性皮膚病、水虫、リューマチ等に効き目があります。 |
